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 過去20年間、海外ビジネスに携わってきた日本人としての視点で、筆者が経験してきたことを振り返ってみたい。1980年代、日本の古き良き時代に、双子の赤字を抱えリストラの嵐が吹き荒れていたアメリカでは一体何が起きていたのだろうか?アメリカが日本から学んだことはなにか?それらを活用してアメリカ政府や企業経営者は、国際競争力を取り戻すために何をしたのか?・・・そして1990年代のアメリカで、日本企業の現地法人でいったい何が起きていたのか?語られることのない陰の世界の実態は何であったのか?それと同時進行していたアメリカの国家戦略(行政・技術・軍事)とベンチャー投資戦略、M&Aの嵐とインターネット革命、それ先導する起業家群像・・・。語るべきことは数多くある。

そうした記憶に残る歴史と時代認識を考え、その実態をもう一度観察・評価し、そこから得られる教訓をもとに、これからの日本の企業・社会の在りようを考えてみたいと思う。かつてブログにも書いたが、現在の日本の在りよう、いま起こっていることが、80年代あるいは90年代のアメリカで起こったことと非常に類似している。80年代のアメリカでの規制撤廃(Deregulation)と市場原理に根ざした競争が進み、90年代に自信を回復し、国際競争力を取り戻したアメリカ経済。しかしその裏には大きな貧富の差を生むという社会的犠牲があることを忘れてはならない。同じことがいまの日本で起きていると考える。その例証もあげながら、過去(アメリカ)と現在(日本)の対比からこの国の行く末を考えたいと思う。Link

諺のBirds Of a Feather (flock together) ─ 類は友を呼ぶ ─ から転じたことばで、ある事柄に関心を持つ人々が自発的に集まる集会のことをBOFと呼びます。